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Shono Mori – 森 笙之 –

僕のパティシエ人生の始まりは物心ついた頃。

母親の職業柄、
幼い時からお菓子が身近にありました。

その頃、
母が働いていたパティスリーの厨房や
よく通っていた山の中にポツンと立った
製菓材料店は今でも覚えいます。

小学生の時、
紙芝居を作る授業で僕は
「ギモーヴ」という主人公が
パティシエになるためにフランスに行き、
帰国後
小さなケーキ屋さんを始める物語を描いたっけ。

その時から
パティシエになりたかったのかもしれないです。

他には、
通学路にあったケーキ屋さんの
換気扇の排気から匂ってくるケーキの香りで
どんなケーキを作ってるか
妄想してたこともありました。

そして 高校三年生の時、
タイミングが重なり大阪・梅田で
母親と
アシェットデセールのお店をすることになりました。

就活や 専門学校も選択肢があったのに
なぜ1番大変な道を選んだのか…

それは1番楽しそうだったから。

それから約2年間続けて、
突きつけられた現実は 新型コロナウイルス。

更に賃貸契約の満期。

僕たちのお菓子を求めてくれている人がいる限り
その場所を失いたくない一心で
移転を決意し、iuenを始めました。